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公開日:2018年12月18日 更新日:2018年12月18日

千住絵馬

絵馬とは、何らかの祈願やお礼のために大小の板に様々な図柄を描き、寺社に納める奉納物の一種です。

区内の寺社や路傍のお堂でも絵馬がかかっていることがよくありますが、このうち小柄の愛らしい絵馬の多くが、江戸時代から代々絵馬の製作をしている千住4丁目の吉田家(吉田絵馬屋)の手による「千住絵馬」です。吉田家は江戸中期に際物問屋として開業し、絵馬のほかにも行灯や凧などを作ってきました。

千住絵馬の特徴は、経木に胡粉を塗り、極彩色の泥絵の具で家伝の図柄を描くというもので、全国的にも珍しい特徴であるといえます。特に吉田家は、家形の黒い枠のある「小絵馬(こえま)」を得意としていますが、かつては付木(薄いへぎ板)を用いた小ぶりの「付木絵馬(つけぎえま)」もありました。闊達な画風をもち、描かれる図柄は祈願内容によって40種類あまりにもなります。


小絵馬


付木絵馬

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