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公開日:2018年12月18日 更新日:2018年12月18日
北区滝野川七丁目にあるびら武は、絵びら・提灯などの製作をしています。
「絵びら」とは恵比寿大黒や福神などの縁起物を描き入れた広告をさします。
びら武は、初代斎藤武雄氏の通称「びら師の武さん」からこの屋号になったといい、現在は二代目の斎藤了一氏です。
初代武雄氏は縁起物の絵を描くのを非常に得意としていたといい、了一氏は父から技術を学びました。
南千住の大嶋屋とは関わりが深く、大嶋屋初代の芳造氏とびら武の初代武雄氏は一緒に仕事をしていました。
武雄氏が独立して最初の仕事は、大嶋屋が発注した絵びらを描くことだったといいます。
地口絵の製作は1月から2月に行われ、初午用に作っていますが、現在では地方の祭礼用に買っていく人も多いそうです。
【地口】案じるよりふむがやすい【元句】案ずるより産むが易い
【地口】いかにこの身がかまじゃいうて【元句】いかに此の身が海女じゃと言うて
【地口】異国の旗も風しだい【元句】地獄の沙汰も金しだい
【地口】臼から出たまこも【元句】嘘から出た真
【地口】どんなり正午【元句】論より証拠
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