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更新日:2017年6月13日

じんがんなわ

わらの大蛇が集落の災厄を除け、五穀豊穣をもたらせます

胴体を作る

胴体を作る

じんがんなわは、現在の西保木間二丁目、大門ズシという古くからの集落で行われる、藁の大蛇を奉納する行事です。古くは薬師如来の祭日である 1月8日に行われたといいますが、七草(1月7日)に農家は仕事を休むため、これを1月7日に行うこととし長く伝えられてきました。平成21(2009)年からは、成人の日に行われるようになりました。

 まず、古い大蛇が下ろされ、燃やされますが、その灰は新しい大蛇の目となります。そして、頭、胴体は部分ごとに藁を編みながら地域の人びとが協力して作っていきます。できた大蛇は薬師如来の前で大乗院住職から祈祷を受けたあと、同じイチョウの木に這わされます。そのあと、干葉粥(ひばがゆ)とよばれる干した大根の葉を入れた塩抜きの粥を食べます。地域の無病息災を祈る厄除けの行事です。

 この行事のいわれは次のようなものです。むかし薬師堂の近くに白蛇が長く住んでいましたが、堂が焼失してから見かけなくなりました。それ以降この付近の人々が飢饉と悪病で悩まされるようになると、白蛇がいなくなったからだと考え、これに似た大蛇を藁で作り薬師如来に祈祷したといわれています。

 藁蛇などを作ってかかげ集落の入口にかかげてその霊力によって厄を除ける行事は「道切り」・「辻きり」とよばれるもので、同様の行事が、千葉県市川市、埼玉県八潮市などでも行われています。

 

※昨年の大蛇を木から下ろし、お焚き上げが始まるのは午前8時前です。それから、大蛇の胴体をよったり顔の部分を編んだりして大蛇づくりが行われます。並行して干葉粥が炊かれます。大蛇が完成して、木に掲げられるのはおおよそ12時ごろになります。

 見学者には、干葉粥が試食に配られます。

(博物館の見学会では、午前10時から12時ころまでとしています。)

完成した大蛇

完成した大蛇

息災を祈る共同作業

息災を祈る共同作業

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