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更新日:2017年5月11日

光茶釜と将軍吉宗

足立区有形民俗文化財「光茶釜」。八代将軍吉宗がほめたというお話しがあります。

鷹狩りに訪れた吉宗は、ふと「爺が茶屋」とよばれる茶店に立ち寄り、休息しました。
その茶店の茶釜は、手入れが行き届きピカピカとまるでかがみの光っておりました。

その様子に感心した吉宗は「名を残す 爺が茶釜や てるかがみ」と一句詠みました。

これが江戸中で大評判となり、将軍様と同じお茶が飲めるというので、大勢の人が訪れるようになりました。茶釜は光茶釜とよばれ、茶店とともに名所となりました。

後に『江戸名所図会』(天保七・1836年)でも紹介されています。

茶店の評判を聞いて訪れる文人墨客が、四季折々の付近の風物と茶釜を詠みこんで、書いたものが「松風庵揮毫帖」(しょうふうあんきごうちょう・寛政~文政)、として残されています。

将軍がほめた「光茶釜」は、石原家に伝えられ、石原家は「茶釜の家」と呼ばれるようになりました。

現在、「光茶釜」は光ってはいませんが、吉宗ゆかりの茶釜として大切に伝えられています。

光茶釜

光茶釜

「江戸名所図会」に描かれた爺が茶屋と光茶釜

「江戸名所図会」に描かれた爺が茶屋と光茶釜

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