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公開日:2020年1月10日 更新日:2022年1月10日

初顔見世の役者絵|足立区立郷土博物館

初顔見世の役者絵トップ

本展は2019年12月8日(日曜日)をもって終了いたしました。

概要

江戸時代から代々、接骨の名医として名を馳せ、書画や俳諧和歌など文芸を愛好する文人としても知られた千住の医家「名倉家」。同家には、江戸の名優たる七代目市川団十郎や初代坂東しうか、そして明治の歌舞伎界で一時代を築く九代目市川団十郎や五代目尾上菊五郎といった、錚々たる歌舞伎役者たちが、患者として治療を目的に訪れる他、書画や俳諧を共に楽しむ仲間としても親しい交流を行っていました。

こうした「医療」と「書画文芸」の両面による親密な繋がりを通じて、名倉家には彼ら歌舞伎役者を描いた浮世絵や、役者自身の筆による俳諧短冊や色紙、そして特注による木版画「摺物」などが多く伝来することとなったのです。

名倉家と江戸・明治の文人たちの交友を紹介した前年度の特別展「大千住 美の系譜」に続き、今回の展覧会では、同家に伝来した色鮮やかな浮世絵の数々を中心として、名倉家と歌舞伎役者との親交を物語る資料をご紹介します。歌舞伎をはじめとする芸能者と、書画を愛好する文人たち、そしてそのような文人趣味を持つ名倉家のような医業者、それぞれが響き合う文化の形を、お楽しみ頂ければ幸いです。

会期

開催期間

2019年1029日(火曜日)から2019年128日(日曜日)まで
[11月19日(火曜日)から一部展示が入れ替わります]

開催期間中の休館日

11月5日(火曜日)、11月11日(月曜日)、11月18日(月曜日)、11月25日(月曜日)、12月2日(月曜日)

開館カレンダー・イベントスケジュール

展示構成

第1章『九代目団十郎と団菊左時代』

  • 第1節:『初代河原崎権十郎時代』
  • 第2節:『九代目』
  • 第3節:『団菊左の活躍』

第2章『坂東しうかと幕末の歌舞伎』

  • 第1節『坂東しうかと八代目団十郎』
  • 第2節『江戸後期の役者たち』

主な展示資料

死絵「五代目市川海老蔵(七代目市川団十郎)」:安政6年(1859)[大判錦絵]

死絵「五代目市川海老蔵(七代目市川団十郎)」

 

三代歌川豊国「八代目市川団十郎の春日屋時次郎、初代坂東しうかの山名屋浦里」:安政2年(1855)[大判錦絵]

三代歌川豊国「八代目市川団十郎の春日屋時次郎ほか」

三代歌川豊国「五節組 初代坂東しうかの重陽菊之助」:安政元年(1854)[大判錦絵]

三代歌川豊国「五節組 初代坂東しうかの重陽菊之助」

豊原国周「歌舞妓十八番之内 勧進帳」:明治12年(1879)[大判錦絵、三枚続]

豊原国周「歌舞妓十八番之内 勧進帳」

九代目市川団十郎「歌舞伎十八番道具尽」:明治7年(1874)年[摺物]

九代目市川団十郎「歌舞伎十八番道具尽」

出展一覧

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