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更新日:2017年4月11日

文化遺産調査特別展「千ヶ崎悌六-与謝野晶子を支えた足立の歌人画家-」

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千ヶ崎悌六(1905年から1960年)は、与謝野晶子の傍らで歌人、画家、そして編集人として活躍しました。昭和23年には足立区立第十三中学校の英語教師として教鞭をとりました。

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【千ヶ崎(田中)悌六の経歴】

明治38年潮止村村長田中四一郎の六男として生まれる。

昭和3年東京帝国大学経済学部商業学科入学

昭和8年与謝野寛(鉄幹)らの文学結社「新詩社」に参加

昭和8年石井柏亭に洋画を学びはじめる

昭和13年岩波書店編集部勤務

昭和17年足立区花畑の千ヶ崎家に婿養子として入る。

昭和23年足立区立第十三中学校の英語教師となる。

昭和35年55歳の生涯を閉じる

悌六の生家、田中家

悌六の祖父田中三郎左衛門は、明治22(1879)年5月に、七村が合併して成立した潮止村(現・埼玉県八潮市)の初代村長に就任し、三期に渡って村政を担いました。

その息子で悌六の父となる田中四一郎もまた、明治30(1987)年、27歳で潮止村役場書記となり、34年に潮止村村長に就任しました。その後も埼玉県会議員などを歴任し、大きな功績を残しました。

新詩社、『明星」、明星の後継誌『冬柏』への参加

千ヶ崎悌六は、旧制第二高校在学中から与謝野寛(鉄幹)・晶子夫妻の主宰する文芸雑誌『明星』に詩歌を投稿し、以降、与謝野夫妻を中心とした文学結社「新詩社」の一員として与謝野夫妻との親交を深めました。休刊した『明星』の後継誌として与謝野夫妻が新たに主宰した『冬柏』では、編集発刊の中心を担いました。

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絵を描く悌六を見守る与謝野晶子

(昭和14年)

画家としての千ヶ崎(田中)悌六

千ヶ崎悌六が活動した『明星』、『冬柏』には石井柏亭をはじめ、有島生馬、正宗得三郎ら第一線で活躍する多くの画家がおり、彼等の挿絵が誌上を飾りました。その中で悌六が師と仰いだのが石井柏亭でした。悌六は、与謝野夫妻の活動を支え続けながら、柏亭に学び洋画・水彩画家として活躍しました。そして、与謝野夫妻の没後は、新詩社の牽引者の一人として歌と絵の創作を続けました。

挿絵・装幀と悌六

挿絵、装幀は『明星』が創刊以来追求してきたテーマであり、悌六はまさにその『明星』の思想に育まれながら画家としても力量を伸ばしました。新詩社の輪の中で歌人画家となり、かつて有島生馬や石井柏亭が行った文と共鳴する画の挿入、そして装幀デザインにまで至った人物と言えます。

ご遺族からお預かりした資料の中には、悌六のスケッチブックがあり、その中には与謝野晶子の遺歌集『落花抄』の内表紙のデザイン構想が描かれていました。『落花抄』は装幀、デザイン、挿絵に至る全てが悌六の手によるものでした。

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第三次『明星』創刊号

(昭和22年3月)

 

 

与謝野晶子遺歌集『落花抄』

(昭和17年)

 

千ヶ崎悌六が残した足立区立第十三中学校校章

足立区花畑の千ヶ崎家に婿入りし、昭和29年より足立区立第十三中学校の英語教師をしていた悌六は、同校の校章をデザインしました。

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東京都の花である「桜」をイメージし、「第十三中学校」

にちなんで「十」の周囲を3枚構成の花弁が四方を囲んで

います。

歌人悌六の晩年

『冬柏』以降、与謝野夫妻の長男光氏を中心に復刊された第3次『明星』、岩野喜久代が主動した『浅間嶺』でも、悌六は中心的立場で有り続け、特に『浅間嶺』では、悌六の詩歌、挿絵が大きな割合を占めました。その功徳もあり、悌六の没時には、『浅間嶺』第10巻4月号がその追悼号となり、十三回忌には誌上に「千ヶ崎悌六氏十三回忌追悼歌会」が掲載され、多くの同人が氏を偲びました。

関連イベント

講演会

4月8日

(土曜日)

「発見!千ヶ崎悌六-大正・昭和の自由主義文芸、与謝野晶子・石井柏亭の側近、支援者の画業-」

岡部昌幸氏(帝京大学教授)

※終了しました。

4月15日

(土曜日)

「昭和期における与謝野晶子-雑誌『冬柏』を中心に-」

森下明穂氏(さかい利晶の杜与謝野晶子記念館学芸員

※定員に達したため、募集は締め切りました。

スライドレクチャー

4月23日

(日曜日)

「郷土の歌人画家、千ヶ崎悌六の軌跡」

小林優(当館学芸員)

  • 講演会は、事前申込が必要です。参加ご希望の方は電話でお申込ください。(先着順、定員=50名)
  • いずれも午後2時から3時、参加費無料、会場=郷土博物館2階講堂

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