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挨拶文

最終更新日  2007年12月26日
 基本的に会合でのご挨拶は、原稿なしを旨としています。就任当初は、A4の用紙に挨拶文が会合ごとに用意されていました。その時でも、事前に目を通し、人前で紙を取り出して読むことはしませんでした。何か誠意が感じられないというか、紋切り型の文章を読んでも気持ちが伝わらないように思うからです。

 あるときの会合でも、事前に用意された挨拶文の内容を大体頭に入れて臨みました。開会の辞、主催者挨拶、そして3番目が私の順番でした。そのときはなんと、用意されていた挨拶文の内容全てが、前のお二人の挨拶の中で語りつくされてしまっていました。3番目の私がまた二番煎じで同じことを繰り返したのでは、あまりに無用。その時はとっさに普段から自分で感じていた事をお話しして、事なきを得ました。

 その後は、一切文章形式をやめて、その会の趣旨や、団体の性格や歴史、その会でどうしても話して欲しい内容などを関係の所管にメモとして出してもらうように切り替えました。最初は「そんなこと言ったって、挨拶なんてできるのかよ。」という声も聞こえてきましたが、その場になって使い物にならない原稿をもらって変にあせるより、最低限のトピックスを基本にしつつ、後は自分の思いを込め、自分の言葉で語るほうが大切と考えています。

 もちろん弁論部にいたわけではないですし、正直今でも人前で話すのは憂鬱です。既に10年以上、人前で話す機会の多い仕事をしているわけですが、「今日は、まあうまくいったかな?」と思えたのは一度か二度。自分の思いが強い分野に関する挨拶は、これもいいたい、あれも・・・という風に、まとまりがなくなり、かえって終わった後がっくりと落ち込むことが多いです。

 ちょうど来年の小中学校の卒業式の「卒業生へ贈る言葉(告辞)」を用意する時期になりました。各学校それぞれに個性があり、力を入れる取り組みも違います。それなのに、小学校、中学校それぞれ全校同じ告辞ではあまりに味気ない、と今まで思っていました。そこで、各学校の校長先生にお願いして、どうしてもこれを紹介して欲しい、取り上げて欲しいという内容をおくっていただき、それを入れ込んで各校それぞれの思いのこもった「卒業生へ贈る言葉(告辞)」を作成することに改めました。もし、卒業式に出席予定の方は、ちょっと耳を傾けてくださいね。

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