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種名:エンマコオロギ Teleogryllus emma
(八潮市大曽根・桑袋小学校跡地で確認)
1 体長/25ミリメートルから30ミリメートル
2 出現期/8月から10月
3 食性/草や畑の野菜、小昆虫の死骸など
全身濃褐色で、頭部に光沢がある。顔を正面から見ると閻魔さまのように見えるので'エンマ'コオロギと名づけられたといわれる。畑や草原などよく茂った丈の低い草むらにはよく見られ、コロコロリーリーと美しい声で鳴く、大型のコオロギ。
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種名:ショウリョウバッタ Acrida cinerea
(八潮市大曽根・3川合流地点で確認)
1 体長/オス:45ミリメートルから52ミリメートル、メス:75ミリメートルから82ミリメートル
2 出現期/7月から10月
3 食性/イネ科の植物、いろいろな葉
色は緑色型、褐色型、斑紋がある型など色彩は変化に富んでいる。オスは飛ぶときに前羽と後ろ羽を合わせてキチキチと音を立てることから、「キチキチバッタ」の別名がある。メスは後ろ足をつかむと体を上下に動かして機織りをしているように見えることから「ハタオリバッタ」とも呼ばれる。旧暦のお盆(精霊会)のころによく見られるので、ショウリョウバッタの名前がついたといわれる。よく茂った草原を好み、卵で越冬する。
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種名:クビキリギス
Euconocephalus varius
(八潮市大曽根・毛長川左岸で確認)
1 体長/57ミリメートルから65ミリメートル
2 出現期/9月下旬から翌年の5月
3 食性/雑食性
鋭い大顎(おおあご)で強く噛みつき、噛みつくと離さず、無理に引っ張ると首が抜けるのでこの名がついたらしい。(「ギス」はキリギリスの省略形。)頭の先がとがり、口器はオレンジ色。体の色は茶色、緑色、赤紫色などさまざま。
卵越冬が多いキリギリス科において成虫越冬という生活史を持つ。暖かくなる3月末ころ活動をはじめ、夜、草むらでジーーーと連続的に鳴くようになる。気温が高いときは朝も鳴く。越冬から覚めた成虫は、春のうちに交尾、産卵し、夏の前に姿を消す。卵は7月ころに孵化し、幼虫は草原で育ち、9月に成虫になり、やがて落ち葉の下などで冬を越す。
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種名:トノサマバッタ
Locusta migratoria
(八潮市大曽根・3川合流地点で確認)
1 体長/オス:35ミリメートル前後、メス:45ミリメートルから50ミリメートル(羽の先端まで48ミリメートルから65ミリメートル)
2 出現期/6月下旬から11月、寒冷地では年1回、暖地では年2回発生、南西諸島では周年発生
3 食性/主にイネ科の植物、カヤツリグサ科の植物
体は緑色、または茶色。大型のバッタで飛行力が抜群に強い。育った環境によって体の色や体格が異なり、孤独相、群生相と分かれる。幼虫から単独飼育すると緑の孤独相のバッタになるが、集団で育つと、体が黒くなり、体長がスリムになり翅も長くなって、長距離の飛行が可能となる。この群生相のおびただしい大群の出現により、農作物に甚大な被害が起きることがある。明治期の北海道十勝地方や戦前の小笠原の他、最近でも離島での大発生の記録がある。
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種名:カンタン
Oecanthus longicauda
(八潮市大曽根・桑袋小学校跡地・毛長川左岸で確認)
1 体長/11ミリメートルから20ミリメートル
2 出現期/8月から10月
3 食性/クズやヨモギなど植物質のものやアリマキなどの小昆虫など
やや緑色を帯びた淡黄色で全体に透明に見える。
やや草丈の高い草むらにすむ。成虫は8月頃から現れ、低い声でリュリュリュリュ・・・と長く続けて鳴く。鳴く虫の中では最も低い周波数といわれる。気温の高いときは声も力強くなる。オスは羽を立てて鳴きながら羽の付け根部分にメスを誘惑する物質を出してメスを誘う。メスはヨモギ・ハギなどの茎に産卵管を差し込んで産卵し、卵で冬を越す。
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◆コウチュウ目
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種名:マメハンミョウ
Epicauta gorhami
(八潮市大曽根で確認)
1 体長/15ミリメートルから20ミリメートル
2 出現期/夏から秋
3 食性/幼虫はイナゴ類やバッタ類の卵を食べて育つ肉食性。成虫は草食性でマメ科植物やジャガイモ、ナス、ニンジンなどいろいろな植物の葉を食べる
体と前翅が黒く、頭部はオレンジ色。前翅と前の胸背板に白い縦の線をもつものもいる。体液にカンタリジンという猛毒成分を含み皮膚につくと水ぶくれを生じる。薬としても使われている。マメ(の葉)を食べるため害虫とされるが、幼虫は主にバッタなどの卵を食べる肉食性の益虫でもある。最近では農薬の使用とともにイナゴが減少したため、マメハンミョウの数も減少しているといわれる。また、完全変態する昆虫は普通卵→幼虫→さなぎ→成虫となるが、マメハンミョウは大あごを持った'三爪幼虫'と呼ばれるものからコガネムシ型の幼虫になりその後さなぎになるという'過変態'と呼ばれる5段階の珍しい変態をする。成虫は短期間群生するが、やがて分散移動する。
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種名:コクワガタ
Macrodorcas rectus
(八潮市大曽根、9月7日7時50分 写真撮影:古谷)
1 体長/オス:16.5ミリメートルから45ミリメートル、メス:20ミリメートルから28ミリメートル
2 出現期/5月から9月
3 食性/幼虫は各種広葉樹の朽ち木、成虫はクヌギやコナラなどの樹液に集まる
日本全国で見られる小型のクワガタムシ。メスオス共に黒から茶褐色。都市部のわずかな林などにも生息している。基本的に夜行性。幼虫の期間は1年から2年で、幼虫・成虫で越冬する。成虫は、飼育下で3年ほど生きることもある。成虫は育ち具合によって小・中・大型にわけられ、小型のオスでは大あごがメスと同じくらいに発達しないものもみられる。写真は大あごの発達した大型タイプ。
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種名:シロテンハナムグリ
Protaetia orientalis
(八潮市大曽根で確認)
1 体長/20ミリメートルから25ミリメートル
2 出現期/6月から8月
3 食性/幼虫は広葉樹の腐植物、成虫は樹液、果物に集まり、都心の公園で比較的よくみられる
カナブンとよく似ているが、カナブンより一回り小さい。頭の形が丸っこいところと白い斑点、そして鞘翅の金属的な光沢などがカナブンと異なる。成虫で越冬する。
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種名:ナナホシテントウ
Coccinella septempunctata
(毛長川左岸・毛長川右岸で確認)
1 体長/8ミリメートル
2 出現期/4月から9月
3 食性/幼虫・成虫ともアブラムシ
日本全土に広く分布し、体は丸くてかたく、赤やオレンジ色の翅表に7つの黒い紋(星)がある。目立つ色合いは自然界では「食べてもまずい」という意味を表すとのこと。アブラムシを食べる事から人間からは益虫とされている。幼虫はえさのアブラムシがいなくなると共食いをする。樹皮の下などで成虫で越冬し、暖かい日には姿を見せることもある。テントウムシでは、平地でよくみられる最もなじみの深い種類。
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◆カメムシ目
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種名:アブラゼミ
Graptopsaltria nigrofuscata
(八潮市大曽根・大鷲神社で確認)
1 体長/32ミリメートルから40ミリメートル(翅の端まで53ミリメートルから60ミリメートル)
2 出現期/7月から10月
3 食性/木の根から吸汁する
公園や市街地にも多く生息している身近なセミ。比較的低いところに止まるがことが多いという。セミの中では珍しく、茶色のまだら模様のはねを持つ。オスはジージージーと鳴く。産卵された卵はそのままで越冬し、翌年6月頃に幼虫になって、シャベルのような形の前脚(あし)を使い、土の中にもぐって木の汁を吸いながら育つ。約7年目に日没を待って地上へ現れた幼虫は、早朝にかけて羽化する。成虫は木の幹に長くとがった口をストロー のように差しこんで、木の汁を吸う。寿命は1週間程度。ほとんどの個体は9月上旬位までに姿を消すが、年によっては一部の個体は10月まで発生が続く。
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種名:ミンミンゼミ
Oncotympana maculaticollis
(八潮市大曽根・大鷲神社で確認)
1 体長/29ミリメートルから36ミリメートル(翅の端まで57ミリメートルから63ミリメートル)
2 出現期/6月中旬から10月上旬
3 食性/木の根より吸汁する
市街地や低山地の林に棲み、人家近くにも多い。神経質ですばしこく敏感なようで、アブラゼミより捕まえづらい。やや偏平で太く短い黒色の体に緑と白の斑点がある。黒い部分が全くない緑一色のものは、ミカドミンミンと呼ばれる。今回の調査ではオス1頭が記録された。甲府盆地では多いといわれるが都心部では珍しい。卵で越冬し、幼虫は地中で木の根の汁を吸いながら育ち、約7年目に羽化して成虫となる。
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■参考文献
・ 葛飾の昆虫・クモ かつしかの小さな生きものたち、東京都葛飾区、平成4年
・ 原色ワイド図鑑 昆虫T、白水隆・杉繁郎・枝重夫監修、昭和63年、株式会社学習研究社
・ 原色ワイド図鑑 昆虫U・クモ、中根猛彦・植村利夫監修、昭和63年、株式会社学習研究社
・ 神奈川県昆虫誌T・U・V、神奈川昆虫談話会、平成16年
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